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二代本成寺 作 「冠落」8寸5分・両刃

320,000

在庫2個

説明.

二代目本成寺作 貴肌鉄刀木鹿角「冠落」8寸5分・両刃
◎サイズ
全長:約 390 mm
刃長:約 250 mm
刃厚:約 6.5 mm
本体重量:約 563 g
◎仕様
産地:新潟県三条市
鍛冶師:二代本成寺
地金:ダマスカス積層鋼
地肌:玉杢目肌
鋼種:日立安来鋼 青紙二号
柄:ユーカリのこぶ・スタッグ
鞘:高級ヌメ皮一本合わせ手縫い
◎その他
作者

二代目 本成寺


昭和42年(1967年)生まれ。

二代目本成寺(三条守弘) 昭和42年生まれ。

少年の頃より鉄と遊び愛着をもつ。

昭和59年本成寺修司に師事。

平成6年独立、三条守弘を名乗る。

平成17年、二代目本成寺を襲名。

解 説

二代本成寺。昭和59年長切れの修司と異名をとる、本成寺修司(ほんじょうじしゅうじ)に師事。平成6年独立、三条守弘(さんじょうもりひろ)を名乗る。その後、師の熟達した技術の全てを継承し尽し、尚、研鑚の日日を送る。平成17年、類稀(たぐいまれ)なる、そのずば抜けた才能を見込まれ、二代目本成寺を襲名。 初代本成寺の晩年の作は、三年間に渡り全ての工程を代打ちし師を支えた。

今日、その技倆はさらに冴え渡り、師を越え、出藍の誉となろう豪奢なこの一本。《貴肌鉄刀木鹿角「冠落」(きはだてっとうぼくしかつの「かんむりおとし」》として、新境地を開き、新たなる衝撃のデビューを飾った。 本作のモチーフとなったのは、その昔、平貞森(たいらのさだもり)が、朱雀天皇(しゅじゃくてんのう)より賜った平家重代(へいけじゅうだい)の名剣“小鳥丸(こがらすまる)”。

その名剣の特徴である、鎬造(しのぎづく)り、冠落(かんむりおと)しの雰囲気を残しながら、華麗さと重厚感を強調。 刀身は、今までに無いワンクラス上の高級ダマスカス鋼に、鮮やかな切れ味で定評の青紙2号を、二代本成寺の得意とする三枚打ちに火造り鍛造。厳選された極上のユーカリのこぶのハンドルは、柄尻(つかじり)まで一体構造のフルタング方式。そこには、貴重なエクサレント、サンバースタグ(鹿角)を精巧にインレイ。

さらに、周囲をレッドファイバースペーサーで縁取り、全体を典雅に引き締めている。 研ぎ仕上げは、まさに、二代本成寺の真骨頂。○カ京都正本山合砥石(まるかきょうとしょうほんやまあわせどいし)をはじめ、数種類の天然砥を駆使。根気良く研ぎ、磨き上げ、まるで日本刀のような凄じい切れ味を暗示させる。この、見る者を魅了する日本伝統の冠落(かんむりおと)し。豪奢を極めたその刀姿の底からは、目の肥えた男だけが見分けることのできる、気品と風格が匂い立つ。