説明.
刀身・飯塚重房 作 柄鞘・人間国宝 大西勲 意匠監修 |
名工 飯塚重房と人間国宝 大西勲氏のコラボレーション・未完の作品! 製作1982年 |
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作者 |
![]() 飯塚 重房昭和14年(1939年)生まれ。 刀匠・岩崎重義に師事のちに刀匠・長嶋宗則師の門を叩く。真の切れ味について不断のこだわりが重房の今日をあらしめた。 |
解 説 |
本作は、43年程前、名工 飯塚重房の若かりし頃、宗正の社主より特別に依頼した鍛地の小刀。 刀身の完成と同時に、後の人間国宝・大西勲氏に柄鞘の製作と漆塗りを依頼したもの。 それは、人間国宝・大西勲氏の意匠監修のもと、大西氏の認める鞘師により完成を見るのであった。 その後、漆塗り行程において、大西勲氏の手の平の中で構想がねられ、40年の月日が流れた。 そして、2024年に惜しくも他界され、久しぶりに宗正の社主の元に戻ってきた。 いわば、2002年、人間国宝に認定された大西勲氏の手あかにまみれた柄鞘に納まる未完の作なのであります。 大西勲(おおにし いさお)プロフィール 1944年 福岡生まれ 1974年 漆芸家・人間国宝 赤政友哉氏に師事。 1993年 第40回日本伝統工芸展 文部大臣賞受賞 1997年 第14回日本伝統漆芸展 朝日新聞賞社賞受賞 1998年 第15回日本伝統漆芸展 文化庁長官賞受賞 2000年 第17回日本伝統漆芸展 東京都教育委員会賞受賞 / 第47回日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞受賞 2002年 第49回日本伝統工芸展 山種美術館賞受賞 / 重要無形文化財保持者(人間国宝)認定 2024年 他界 |