説明.
平山晴美の初期作品 シリアルナンバー#001 プラネット2本セットのHarumi World!1980年代 |
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作者 |
日本作家未だ、解説がありません |
解 説 |
平山晴美は、日本で 唯一の女性カスタムナイフメーカーとして知られているが、世界を見渡しても希有な存在。しかも、その技倆は、世界でもトップクラスと認められている日本の宝だ。 1987年、USAナイフギルドショー(会場ダラス)で、日本人初のベストフォールディングナイフ賞を受賞、それを皮切りに以降、数々の賞を受賞している。 その実力は、世界中からバックオーダーを抱え、ナイフショー会場でも近作は手に入らないほどの人気だ。さすが、多摩美のデザイン科卒だけあって、平山の作品は、細部にわたり、随所でセンスの良さが光っている。 本作の”プラネット”のモチーフは遊星。そのテーマは、生、旺、暮、存在、縮小、拡大を繰り返し、時を刻む物質の核や、心の本質にまとう時空のゆらぎ、その存在、美しさの追求なのだろう。 ハンドルはステンレスを彫り、そこにエボナイトを埋め込むインターフレーム方式。さらに、そのエボナイトを彫り、アバロンやパール、14金線をインレイする難儀で精緻な作業を正確にこなす。 その刀姿美は洗練されたデザインセンスに加え、見る者を魅了してやまない。 |