説明.
鍛造の達人、日野浦の雄渾なる刀姿に秘める抜群の切れ味! (蔵出し、30年前の仕掛品を完成) |
日野浦司作 鉄刀木柄 槌目 狩猟刀 4寸5分 |
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作者 |
日野浦 司昭和31年(1956年)生まれ。 700年の伝統を継承する越後鉈鍛冶三代目。刀匠、岩崎重義に師事。砥ぎ澄まされた感性で、真に切れる刃物を追求する。 |
解 説 |
日野浦司作、《鉄刀木柄槌目狩猟刀4寸5分・両刃》。造りは一見素朴だが、丹念な研ぎが施され、鋭利この上ない山刀。使い込めば使い込むほど、研ぎ上げれば研ぎ上げるほど真価を発揮する山刀。実用だけを徹底的に追い求めた結果、ついに到達したのが本作である。獣のと止めを刺し、皮をはぎ、ケボカイ(解体)はもちろんのこと、蔓を切り、立木を切り倒し、仮設小屋を掛ける。又、あるときは、アイスバーンとなった危険な雪山で、アイスピックとなり足元をかためるー。生命を賭けた現場で数百年にわたり磨き上げ、鍛えあげられた山刀。まさに、この山刀こそ、マタギの伝統と精神をとじ込めた。“鉄刀木柄槌目狩猟刀4寸5分・両刃”の象徴なのだ。 |