説明.
遥か八重山に見たブッシュナイフの原点! |
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作者 |
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解 説 |
既にあるモノを利用する黒潮文化の知恵は八重山諸島にも溶け込み、池村鍛冶も、刃物の材料として車輌の板バネを利用してきた。 板バネの性格や扱いに精通してくると、本土からの安来鋼より「実用刃物として島民からの評判も高い」と云う。本品は、その八重山に根付いた幻の狩猟刀“ヤマンガラス”の流れを汲む、《海洋包丁》。 柄は粘りのある石垣松をバーナーで焦し防腐処理。さらに、口金も丹念に火造り鍛造。鍛冶場は必要最低限の設備しか無く、自らの腕だけが頼り。昔ながらの村の鍛冶屋を彷彿とさせる。 そこから生まれる《海洋包丁》は、硬度は低いが、その分、短時間で鋭い刃が付く。まさに使っては研ぎ、砥いでは使う実用本位。求むれば、歴史に育まれた実用刃物の有能さに驚嘆の声をあげるだろう。 |