説明.
オヤジの小包丁。今日から男子厨房に入るべし |
銅巻「オヤジの小包丁」4寸・両刃 |
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作者 |
土居 良明昭和13年(1938年)生まれ。 名匠長運斎行光に師事。後に各地の名工を渡り歩き、土佐自由鍛造の秘伝奥義を継承、加えて独自の鍛造技術を確立、土佐の名門鍛冶。 |
解 説 |
切れ味鋭い和式ナイフで、世界にその名を馳せる土居良明(どいよしあき)。土佐自由鍛造の奥儀を継承し、鍛造歴54年。今や、悠悠自適、弧高の鍛冶(かじ)人生を送っている。そんな良明が、オヤジのための料理小庖丁を打ち上げた。 昔から、基本的に男の方が食の感性が高く、旨いものを作る。小生のオヤジもオフクロより味付けがずっとウマかった。その旨い物が食えて、老化防止にもなるのなら、今日から男子厨房に入るべし。 刀身は、日立安来鋼青紙2号を極軟鋼(Soft Iron)に挟み込んだ割り込み鍛造。朴(ほお)の木鞘は全体を銅で包んだ耐久性抜群のフル銅巻き。本来は、キャンプなど野外料理を目的に設計された、頃合のアウトドア小庖丁である。が、もちろん、オヤジの庖丁として我が家の台所で結構楽しめる。今日は私作る人。今日はあなた食べる人。たまには、古女房殿を食卓で、ウキウキ待たせるのもいいではないか。 |
特記事項 |
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