説明.
和洋の融合極めたり。黒打の鍛造洋包丁 |
邑田 武峰()作 |
邑田武峰作 黒打鍛造「三徳」180mm |
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作者 |
邑田 武峰昭和14年(1939年)生まれ。 土佐在住。土佐の名門鍛冶、戸梶一族に15歳で入門、カミソリ武峰の異名をもち、今、最も注目される鍛造作家として、高難度の刃物製作に定評がある。土佐伝統の黒打包丁の名人。 |
解 説 |
土佐の山田に武峰を尋ねる。裸電球一つ。10坪程の仕事場は、痒いところに手の届く、高品質少量生産、納得のゆく仕事のできる広さであり、武峰お気に入りの場席である。カミソリ武峰と異名をとり、狩猟刀などでその名を馳せてはいるが、元々は、土佐鍛冶の名門、戸梶一族の流れを汲む“包丁鍛冶”である。 今回発表の“黒打包丁”2点は、軟鉄に青紙1号を割込鍛造した本格派。刀身がハンドル後部まで一体構造となった洋式包丁の合理性と、日本古来、秘伝の鍛造技術が融合した理想の包丁となっている。 この《黒打鍛造「三徳」180mm・両刃》は、名は体を表わす。肉、魚、野菜の調理を目的とした三徳、万能包丁だ。鋭い切れ味で長切れすると定評の、カミソリ武峰が挑む包丁の傑作だ。 |
特記事項 |
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