説明.
野性派の男達も認めた良明小割鉈 |
小割鉈3寸・両刃 |
|
作者 |
土居 良明昭和13年(1938年)生まれ。 名匠長運斎行光に師事。後に各地の名工を渡り歩き、土佐自由鍛造の秘伝奥義を継承、加えて独自の鍛造技術を確立、土佐の名門鍛冶。 |
解 説 |
「値のこなれた頃合の小割鉈がほしい」と云う本誌会員の所望により生まれた小割鉈。プライスは、2万円をきった1万円台と指値が入った。そこで立ち上がったのが、土佐を代表する土佐鍛造界の重鎮、土居良明だ。土佐鍛冶の威信をかけ、品質を落さずを条件に挑戦してくれた。 鍛造工程の無い洋式ナイフに比べ、鍛造ナイフは一本一本、火床(ほど)で赤め鍛え上げる。それだけに自(おの)ずと値が張ってしまうが、双方が特別に利益を圧縮し用意したのが、今回の《良明小割鉈(よしあきこわりなた)3寸》だ。 刀身は、極軟鋼に日立安来鋼青紙2号(Blue #2)を割り込んだ“割込”。刃渡りわずか3寸ながら、枝打ちや木彫、竹細工、キャンプファイアーにと、使用範囲は多岐にわたる頃合の《良明小割鉈》。使いこなした時に知る、優れた道具の存在感。 |
特記事項 |
|