説明.
土佐狩人の愛用した伝統の野包丁を復刻 |
野さばき(大) |
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作者 |
土居 良明昭和13年(1938年)生まれ。 名匠長運斎行光に師事。後に各地の名工を渡り歩き、土佐自由鍛造の秘伝奥義を継承、加えて独自の鍛造技術を確立、土佐の名門鍛冶。 |
解 説 |
16世紀の初頭より始まる土佐鍛冶。刃物の産地としてその名を馳せ、多くの名工、名匠達を輩出してきた。 そんな土佐にあって、土佐特有の自由鍛造の奥儀を修め、土佐鍛冶を代表する重鎮として一目置かれる初代、土居良明(どいよしあき)が、清冽な野庖丁(のぼうちょう)を打ち上げた。 土居良明作≪野さばき≫は、解体のプロの狩人が、さばきの現場で愛用した野庖丁。試しにキャンプで使用してみたが、その使用範囲は広く、もう手離せなくなった一本だ。 刀身は、日立安来鋼青紙(ひたちやすきこうあおがみ)2号を極軟鋼(Soft Iron)に割り込み鍛え上げた本割込鍛造。鍛錬ゆえの鮮やかな切れ味を具現。 手に馴染む樫の古木には、鉄製の口金を装備し、土佐鍛冶の長年培った技の全てが凝縮されている。 |
特記事項 |
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