説明.
鍛造六十年記念、孤高の境地に没入した良明の円熟の技! |
鍛六十年記念剣鉈8寸・両刃 |
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作者 |
土居 良明昭和13年(1938年)生まれ。 名匠長運斎行光に師事。後に各地の名工を渡り歩き、土佐自由鍛造の秘伝奥義を継承、加えて独自の鍛造技術を確立、土佐の名門鍛冶。 |
解 説 |
土居良明(どいよしあき)翁は、今年で75歳になる。 技を極めれば基本に回帰すると云うが、まさに、本作≪鍛六十年記念剣鉈8寸≫は、あくまでも実用本位。虚飾を排し、そこには何の衒(てら)いも無く、孤高の境地に没入した良明翁の円熟の技が光る。 刀身は極軟鋼に、鮮やかな切れ味で定評の日立安来鋼青紙2号をタガネで割り込んだ、本割込古式火造り鍛造。 良明の打つ鉈は「猪を三頭解体してもなお、余りある切れ味が温存され落ちることは無い」と四国マタギは云う。 昔から炭素鋼は、吸い付くような切れ味と表現され、今日でも、プロの料理人、木工細工師、和洋裁職人達が好んで愛用しているのは、炭素の真の切れ味を知り尽くしているからだ。 もちろん、それには一流の鍛造師が打ったものであると云う条件はつくが。 手の平に吸い付くような樫の古木柄には、安全対策万全の鉄製指ガードを装備。 刃にやさしい朴の木鞘には、腐蝕防止にオイルステインを塗布。 今回、鍛造60年の記念作品の証しとして、刃裏にはタガネでその文字を刻んでいる≪鍛六十年記念剣鉈≫─。 まさに、手の延長として機能する抜群の操作性と重量バランスは心地良く、手にした者を魅了してやまない。 |
特記事項 |
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