説明.
黒打包丁、最後の1作。 刀匠・三代正秀と研師のコラボ!! |
刀匠・三代正秀(とうしょう・さんだいまさひで)作 |
刀匠・三代正秀 水牛八角柄 黒打包丁(中)155㎜ (アイバン特上研ぎ) |
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作者 |
三代 正秀昭和12年(1937年)生まれ。 二代目父と島根の名工川島忠善に師事。昭和50年、文化庁より刀匠の認定を受ける。平成元年三代目を襲名。 |
解 説 |
道を歩いていて、ふと、ある山刀のことを想った。九州の幻の山刀“山差“である。 今回発表の《刀匠・三代正秀 水牛八角柄 黒打包丁155mm (アイバン特上研ぎ)》は、五家荘古老の記憶と、宗正企画、さらに、宮崎の刀匠・三代正秀の手により工夫を加え復元されたー。三代正秀(刀匠名=善正)は、九州宮崎の刀鍛冶の家に生まれ、中学を卒業と同時に、厳父、二代目に師事。仕事に厳しく寡黙な父のもと、目で鍛冶を盗み研鑽の日日を送る。後に、島根の名工として誉れの高い、刀匠・川島忠善に師事。昭和50年、文化庁認定の刀匠となる。昭和51年、宮崎に帰り、父と共に作刀に励むー。九州の南端に生まれ在野に生きる三代正秀は、「私は野に在りてこそ咲く花」と云う。中央の新作名刀展にこそ出品はしなかったが、その作風は備前伝。重ね厚く、腰反り。匂本位の丁子乱れ。昭和53年にはTVにも紹介され、地元の熱烈なファンに支持されている。 |